こんにちは、こもりぐまです。
こちらの記事をお読みの方は

こどもの肌荒れがひどい・・・
アレルギーだったらどうしよう・・・
と不安を抱えていらっしゃる方がほとんどだと思います。
今回は卵アレルギーであった長男と小麦・卵・ダニアレルギーをもつ次男が、
- どのような肌荒れの症状が出たのか
- それをどのように直していったのか
をご紹介したいと思います。

長男のときは第1子だったので、わからないことだらけ。何件も病院をはしごしました。
いろいろ試してどうにか落ち着いた肌荒れ。
そんなわからないことだらけの肌荒れ症状について、実体験をお話しします。
ご参考になれば幸いです。それではどうぞ~!
※こちらの記事に記載していることは、医師の指導に基づき、自分なりに解釈をした内容です。参考までにとどめていただき、詳しくは専門医に指示を仰いでください。
しばらく続いた肌荒れ
2人とも脂漏性湿疹はそこまでひどくなかったのですが、2ヶ月頃から原因不明の湿疹がひどくなり、ずっと肌があれた状態が続いていました。
長男:生後5ヶ月頃 次男:生後10ヶ月頃
病院での診断
長男のとき、皮膚科や小児科など、数か所を回りました。そこで言われたことは次の通りです。
原因は正確にはわからない
- あせもかもしれないし、アレルギーかもしれない
- 湿疹だけでは何が原因かはわからない
湿疹が出てしまったあとでは、原因は正確にはわからない、とのことでした。
そのため、まずは肌荒れを治すしかない。
肌荒れは早く治した方が良い
肌荒れしている場所からアレルギー物質が入ることで新たなアレルギーを発症する危険性があると言われました。
そのため、重要なのは次の通りです。
- 湿疹はなるべく早く治す
- 保湿をして肌荒れを防ぐ
病院で処方された薬
病院では、薬をいろいろと出してもらいました。
- プロペト
- ヒルドイド
- 弱いステロイド剤(リンデロン、アルメタ、ロコイドなど)

お子さんの肌荒れに悩むママさん、パパさんであれば、いずれも処方してもらったことのあるお薬だと思います。
では、いったい何をどのように使うのが最適なのか。
複数の病院をはしごして出した、「私なりの答え」をお伝えします。
どの薬を使えばよいのか
何件か病院を回って、それぞれの先生からお話を聞いて、自分なりに出した結論は次の通りです。
※これは個人的な見解なので、参考程度にお読みいただければと思います。
プロペトでは保湿はできない
病院で「保湿」用に、とよく処方されるプロペト(ワセリンのことです)。
プロペトの成分は言うなれば、あぶら。
「保湿」とは肌の水分を保つこと、ですよね。確かに、プロペトを肌に塗ることで表面をコーティングし、水分を逃げないようにすることはできる。しかし肌に水分を与えることはできないのです。
むしろ、コーティングしてしまうことで、皮膚呼吸ができない状態になり得る。
こちらのホームページでも「保護」をするための薬品であると書かれています。「保湿」はしてくれないのです。
赤ちゃんは小さいので、仮に全身プロペトで塗りたくってしまうと、体温調節ができなくなる恐れがあります。

病院の先生によると、実際に、それで危険な状態になってしまったお子さんもいらっしゃったそうです。
それは、薬品メーカーが儲かるしくみだから、とあるお医者さんから聞きました。
プロペトは元値が安い。だから薬品メーカーは多く売ると、それだけ儲けが出る。そのために、お医者さんへたくさん営業がかかる。要は薬品メーカーの策略にハマっている、というわけです。

そんな噂話(?)を小児科の先生から聞き、私は妙に納得してしまいました。
上記の話が嘘か本当かはさておき、現に、息子にプロペトを塗っても良くなるどころか、肌荒れは悪化していました。さらにベトベトになって不快なのか、泣きもひどくなっていたように思います。
これは個々人がどの情報、どのお医者さんを信じるか、ですが、私は上記の説に納得したため、プロペトは使わないことにしました。
保湿のためにプロペトは使わない!!
赤みがある湿疹にはステロイド剤
赤みのある湿疹にはステロイド剤を使いました。
具体的には、アルメタやロコイドを使用。特にひどい湿疹にはリンデロンを使いました。
ひどいときは朝と晩の2回、そこまでひどくないときは夜1回、入浴後に塗布していました。
ステロイド剤と聞くと、塗りすぎると良くないのでは?と心配しましたが、少量を適切に使う分には問題ありませんでした。赤みが引いたら塗らないようにしていました。
赤みのある湿疹にはステロイド剤を使い、なるべく早く治す
乾燥しているところにはヒルドイド
乾燥肌にはヒルドイドが効果的です。
病院で処方される「ヒルドイド」とは、ヘパリン類似物質を含むクリームや軟膏のこと。
以下のリンクにプロペトと違って、「保湿」ができるメカニズムが書かれていますので、ご参照ください。
要はヒルドイドは肌の保湿をしてくれる。そのため、乾燥しているところにはヒルドイドを塗布していました。
ただし、
赤みのある場所には塗布してはいけない!!
余計にかゆみや炎症がひどくなってしまうとのこと。塗布する際には湿疹のある部分にはつかないよう注意してください。
ちなみにこのヒルドイド、肌の保湿に良いということで、美容にも良いです。その結果、一部のお母さま方が子どものために処方されたものを自分で使ってしまう、という事例が問題視されているようです。
なんとなくカッコ悪いですし、こういうことが原因で子どもたちに処方がされなくなると大変困るので、美容目的であればちゃんと購入しましょ~。市販でもいろいろあります。
石けん選びも慎重に
最初に以下の泡で出てくるベビーソープを購入して使ったのですが、肌に合わず赤くなってしまいました。

アトピー用の「アトピタ」でも肌に合いませんでした・・・
泡で出てくる方が絶対便利だと思うのですが・・・残念。
代わりに以下の固形石けんを使うようにしたら、肌の調子が良くなりました。
今は生協の赤ちゃん石けんを使っています。
また、石けんを使わない方がいいんだ!などという説もあるそうですが、まったく使わないと皮脂が落ち切らず、これも肌荒れにはよくないと聞きました。
実際に次男は足の付け根部分が良く洗えていなかったことにより、皮脂がたまり肌が荒れて剥けてしまったことがありました。

なので、一日一回は石けんできちんと洗うことを徹底しました。
固形せっけんでしっかり皮脂汚れを落とす
肌荒れ対策まとめ
- 湿疹にはステロイド剤
- 湿疹のない乾燥肌にはヒルドイド
- 固形石けんで良く洗う
1歳ころに落ち着きました
そうしているうちに、長男も次男も1歳になるころには肌荒れが落ち着きました。
とはいっても、今11か月の次男、食べものやよだれでかぶれることは日常です。
病院で「ごはんを食べさせる前に、プロペトやヒルドイドで保護してください」と言われていました。が、忘れちゃってほとんど塗らず・・・汗

ずぼらでごめん・・・息子たちよ・・・
ぜひみなさんは食事の前に口元にプロペトやヒルドイドを塗ってあげてください!!

次男は、荒れてしまったらステロイド剤を塗って治す、というのを日々くり返しています。
なお、長男は今ではすっかりつるつるのお肌になりました。よかった!
まとめ
お子さんの肌荒れ、とても心配ですよね。

実際に病院に行っても意見はさまざま。
インターネット上にも情報があふれかえっていてどれを信じればよいのかわからない。
このブログもそんなあふれかえる情報のひとつ・・・
今回の記事はあくまで私の個人的な見解ですが、参考になれば幸いです。

がんばって肌荒れと付き合いましょー
食物アレルギーのお話について、今後も引き続き発信予定です。
また、こちらのブログでは育児情報だけでなく、お子さんと楽しむためのミュージアム情報なども発信しています。
音声配信もやっていますので、よかったらのぞいてみてください!