恐竜好き、動物好き、虫好き。そんなお子さんがいるご家庭は多いのではないでしょうか?

我が家の長男も恐竜が好き!図鑑をパラパラめくってみたり、ガオーっと恐竜になりきって遊んでいたりします。
そんなご家庭におすすめなのが、上野にある国立科学博物館、通称「科博〈かはく〉」です!
ここでは、
- 2、3歳児を連れて行ったときの体験レポート
- もう少し大きくなったら体験させたいと思っている科博の楽しみ方
についてご紹介します!
おでかけ先の候補に科博が加わること間違いなしです!!
※現在、国立科学博物館はコロナウイルスの影響により来館の際は事前予約が必要です。詳しくは公式ホームページよりご確認ください。
国立科学博物館とは
生物の多様性を実感できる展示 自然の中にいるような空間で観察 岩石を楽しく学べる展示 近くでじっくり観察できる展示 触れる展示はみんなに人気
国立科学博物館は一言でいうと、科学について学べる日本一大きな博物館です。
地球館と日本館という2棟の大きな建物があり、それぞれ地球スケールでの科学と、日本特有の科学を紹介しています。
とっても広く内容も充実しているので、一日では到底すべてを見ることはできません。できたとしても、ものすごく疲れてしまうと思います・・・。
なので、「恐竜の骨を見に行こう」「日本の生き物について調べに行こう」など、何かテーマを決めて見に行くことをおすすめします!
カハクに行くときには、事前にテーマを決めて行く!
2歳児連れの体験レポート
親と子のたんけん広場「コンパス」で大はしゃぎ!
2019年の春、地球館の3階にある親と子のたんけんひろばコンパスに行ってみたい!(私が!)という目的で、当時2歳の長男を連れて行きました。
ティラノサウルスの骨が目印! はく製に囲まれながら遊べるのはここだけ! 迷路のような遊具に夢中な2歳児
まず目に飛び込んでくるのは、大きなティラノサウルスの骨格標本!そして、遊具のなかには動物のはく製がいっぱい!!
ホンモノのはく製に囲まれながら探検ができる巨大遊具は、とても珍しいので、子どもたちに大人気。

息子も「ゴリラこわい~」と言いながら、とても楽しんでいました。
当時息子は2歳であったため、外から見えにくい遊具の中を、ひとりで遊ばせるのは不安。仕方なく、あとから付いていったのですが・・・大人にはキツイ。腰が痛くなります。あと、滑り台を滑らざるを得なくなるシーンが多々あり、ちょっと恥ずかしい。(笑)

大人でもワクワクしちゃう素敵な遊具でした!
選べるワークシート 手に取って観察できる標本
そのほか、好きなものを選んで取り組めるワークシートがあったり(息子は引き出しを開け閉めしているだけ…)、植物のアクリルキューブを観察できたり(写真をよく見ていただけるとわかるのですが、なぜか息子は床にへばりついている…)。
親子でコミュニケーションをとりながら楽しく学べるコンテンツがたくさんありました!!
対象年齢は4~6歳ということですが、2歳でもとても楽しめたのでおすすめです!
なお、コンパスには整理券が必要です。入手方法など、詳しい情報は公式HPよりご覧ください。
※ちなみに、現在はコロナの影響で閉室中とのことです。。。
しかし!!
ぜひおうち時間にご活用ください!以下のリンクからどうぞ~
ほかの展示室にも連れていってみると・・・
当時2歳であった息子をほかの展示室にも連れて行ってみました。
暗い展示室と大きな骨格標本にビックリしたようで・・・

怖い!怖い!イヤ!

2歳児にはとにかく怖かったようでした・・・
そのため、コンパス以外の展示は、会話ができるようになり、興味の幅も広がってくる3歳以降の方が楽しめると思いました。
展示室を怖がらずに見られる3歳以降がおすすめ!
ということで、次は3歳になった息子を連れて行ったときの体験を紹介します。
3歳児連れの体験レポート
緊急事態宣言後に来館
コロナウィルスの影響による緊急事態宣言が解除されたあとの2020年の夏。3歳の長男と0歳の次男を連れて行きました。
開館はしていたものの、触れる展示はほとんど中止。大好きな展示室「コンパス」は閉室していました・・・。
結論からいうと、触れる展示がなくても十分楽しめました!が、触れる展示があった方が楽しい!
なので、コロナウィルスが収束したら、改めて遊びに行きたいと思います。
目的はホンモノの恐竜!
絵本や図鑑などで恐竜に興味を持ち始めた息子。ホンモノの恐竜が見たい!というのが今回の目的。
展示室に到着し、

これがホンモノの恐竜だよ!
とドヤ顔で紹介する母。
・・・しかし、息子は、キョトン。
どうやら息子は実際に生きている恐竜が見れると思っていたそうです。

残念ながら、僕のような皮つきの恐竜は展示されてないよ・・・
しかし、そこで見た圧倒的な大きさの恐竜の骨は記憶に残ったようです。

大きかったよね!恐竜の骨、見たよね!!
難しいことはまだ理解できていないようですが、驚きの体験が心に残っているということはとても良い学びでした。これぞ博物館の醍醐味!!
ひとつでも記憶に残れば行った価値あり!
実際によく見た展示は・・・
大量の標本に興味津々!

なんといっても科博は、はく製標本の数がすごい!
海や森に入り込んだような感覚ではく製を鑑賞できる展示から、地球の生物の多様性を体感できる展示まで。たかがはく製、とあなどることなかれ!めちゃめちゃ楽しめます。

あれはなに!?
大きいね!!
こわい・・・!!
動物園や水族館など生きている動物が見られる施設とはちがい、動かない剥製標本はじっくり近づいて観察できます。
どんな模様かな?どんな毛並みかな?など、話しながらの鑑賞を親子で楽しめました。
個人的におすすめなのは、地球館の3階にある大地を駆ける生命のコーナー。
どこを歩いていてもいずれかの剥製と目が合う配置になっており、こちらが見ているのに、動物からも見られているような不思議な感覚で観察を楽しむことができます。
詳細を調べることのできるタッチパネルも数台用意されているので、気になった動物について深く知ることもできます!
はく製を見るだけで充分楽しめる!
絶滅した哺乳類が以外にもヒット!
意外だったのが、新生代いわゆる恐竜が絶滅したあとの哺乳類の時代に興味を持ったこと。今生きている動物と似ているので、イメージが湧きやすいようです。
たとえば、こんな昔のゾウの骨を見ながら・・・


あごからも鼻からもキバみたいなのが突き出ている・・・!!
ごはん、食べにくかっただろうね・・・

ふふふ。おもしろいね。
何の変哲もない会話ですが、「おもしろい」という感情を引き出せたので、今日来た価値あり!と思いました。
大人が興味を持って鑑賞し、思ったことを口に出す。それによって子どもが興味を持つ!
また、日頃から、書籍を読みながら、絶滅した哺乳類の話をしていたことも、興味につながったのかもしれません。
こちらの書籍も!発想がぶっ飛んでて最高です。
自分がおもしろいと思ったことを話すだけなので、なんの苦もなくできます!ずぼら知育方法!ぜひ~
ただ見るだけじゃない!おすすめの見学方法
今年4歳になる長男。だいぶ会話もしっかりし、理解力や集中力も付いてきたので、そろそろ次に紹介するような体験もさせたいと思っています。
ワゴンのボランティアさんと話をする
科博では、時間帯によって、ボランティアさんが体験ワゴン「カハクのモノ語りワゴン」を出しています。ワゴンには、触れる体験アイテムや標本が積まれていて、それをもとに詳しく解説をしてくれます。
展示だけでは分からないような情報を、ボランティアさんが詳しくおもしろく解説をしてくれるので、子どもたちはワゴンの前で足を止めて、真剣に話を聞いています。
こんな体験ができるのも博物館の醍醐味!
ぜひワゴンが出ている際は、そちらに寄ってみてボランティアさんとお話をしてみてください!
かはくワゴンのボランティアさんと話す!
※現在コロナウィルスの影響で、こちらも休止中のようです。。。
探検キットをもって展示をみる
別途料金がかかってしまうのですが、ミュージアムショップに売っている「かはくたんけん隊キット」がおすすめです!
※こちらもコロナウィルスの影響で中止のようです。。。
お子様とその保護者の方を対象とした、館内をめぐるプログラムです。
「見つける」「観察する」「表現する」などの活動を通じて、館内を自由にめぐります。
ワークシートのほか、紙製のたんけん帽やオリジナル鉛筆などの道具入りたんけんバッグが付いています。
【セット販売 410円】 ※消費税増税に伴い価格を改定しました(2019年10月1日より)
- ワークシート 2冊(日本館・地球館1冊ずつ)
- たんけんバッグ 1部
※ワークシートは難易度「やさしい(4~5歳向け)」「ちょうせん(5~6歳向け)」のどちらかをお選びいただけます。
※違う難易度も体験したい方は、バッグなしの販売もあります(2冊で250円)。
※日本館地下1階音声ガイド、ICカードカウンターにて販売しています(日本語版のみ)。
※対象年齢は4~6歳ですが、どなたでも購入いただけます。
※スタッフによる解説は特にございませんので、ご了承ください。
公式ホームページより https://www.kahaku.go.jp/userguide/access/id/index.html
探検家になったような気分で、ゲーム感覚で展示を見ることができるアイテム。子どもたちがより積極的に博物館を回ることができます!
ちなみに、主に学校向けではありますが、ワークシートも公式ホームページが入手できます。
興味の対象がはっきりしている子は、これをもって博物館に行くとより楽しめるかもしれません。

あまりに「お勉強感」を出しすぎると、楽しい雰囲気を台無しにしてしまうかも・・・無理のない範囲で!
家族連れに安心なサービス
お昼ご飯
小さなお子さんがいるとお昼ご飯をどこで食べるか、事前に考える必要がありますよね。そんな心配は科博に行く際は不要です!
展示室を見ながらゆったりご飯が食べられるレストランのほか、自宅で作ってきたお弁当を食べられるコーナーもあります。また上野公園がすぐなので、外でお弁当を食べても良いかもしれません。
授乳室
広々とした授乳室、おむつ替えスペースがありました!乳児連れのお母さんも安心して来館できます!

生後半年の次男を連れて行きましたが、とても快適でした~!
科博は何度でも楽しめる!
日本最大の科学博物館である国立科学博物館。興味を持っていただけたでしょうか?
何度も足を運んでも新たな発見がある、素敵な施設です。子どもたちの興味に合わせて、何度でも足を運んでみてください!
ちなみに、上野本館の常設展示だけでなく、筑波実験植物園・附属自然教育園も、一年に何度でも楽しめる年間パス、リピーターズパスも発行されているようなので、そちらの利用もおすすめです。

我が家も、コロナウイルスが落ち着いたら、リピーターズパスを購入し、通い詰めたいと思っています!!
おうちで楽しめる科博
せっかく紹介したのですが、現在は中止となっているコンテンツも多い。。。
そこで、おうちで楽しめるコンテンツがホームページ上に公開されています!

科博に行ったことがない、という方も、科博大好き!という方も楽しめるコンテンツが満載ですので、ぜひのぞいてみてください!
おすすめ本
最後に、最近買った国立科学博物館の改修の本がとてもおすすめなので、ご紹介します!
図鑑はハードルが高いし、子どもがなかなか興味を持ってくれない・・・そんなご家庭におすすめです。読み聞かせの延長で科学に触れられます。
かわいく分かりやすいストーリーがいくつも載っている絵本なのですが、ストーリーごとにちょこっと科学解説が加わっています。科学が苦手なママ・パパも子どもたちに楽しく知識を伝えることができます!
また、もう少し大きくなってきたらこちらの本も購入予定です。
おうちで簡単にできる実験が載っているのが良い!実際に手を動かすと、知識は自然と身についていくと思います!
我が家のサイエンス教育についても発信予定ですので、ぜひまたのぞいてみてください!